太陽光発電一括見積り|そらりん 〜よくある質問 系統連系ってどういうこと?〜
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系統連系ってどういうこと?
一言で言うと「系統連系」(読み:けいとうれんけい)とは電力会社の設備に太陽光発電システムを繋ぐことを、系統連系って言うんです。まだまだ分かりづらいですよね。
この言葉を2つに分けてお話しますと、東京電力とか関西電力といった電力会社が持っている電柱や電線の電気を送る電線網のことを「系統」(読み:けいとう)って言うんです。
下図の灰色のラインがそれにあたります。
そして、この系統に発電設備を繋ぐことを「連系」(読み:れんけい)って言うんです。
それらを合わせた言葉と意味が「系統連系」になります。
学術的見地から
電力系統は、電気エネルギーを貯蔵する機能を持たないため、常に電力の発生と消費とをバランスさせる必要があり、小電力系統を単独で運転するよりも、それぞれの系統を連系して大電力系統として運転する方が種々の点で有利である。
系統を連系することによって得られるメリットには、
@需要、電源の特性が異なる両系統を連系して、相互の水力余剰の利用、火力負荷率の向上、系統設備の節減等の経済効果を高め得る
A連系によって電源ユニットの容量の増大が可能となり、建設費の低減を図り得る
B系統の事故等による電源脱落時には他系統からの応援が期待でき、それぞれの系統予備設備の節減を図るとともに、系統全体としても電源の信頼度を高め得る
C連系を利用して発電所出力を振り替えることにより送電損失の軽減、燃料費の節減等経済融通を行い得る
D系統規模が大きくなるため発電機数が増加し、需要の変動に対する各発電機の出力調整分担量が減少し、変動に即応することが容易となる。このため周波数偏差が減少し、安定した周波数の維持が可能となる
E電源の共同開発による立地点の有効活用とコストの低減が図れる。一方、連系のデメリットとして系統事故時の他系統への波及等があり、このためには地区ごとの電源構成、事故時対策、経済効果等を考慮して、系統連系を拡大していく必要がある。
出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻
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